アサンジ 小三治 スノーデン

ジュリアンアサンジがまたマスコミに登場している。ウィキリークスのアサンジだ。

彼の事は以前からカッコいいやつだな〜と注目していたのだが、例の女性スキャンダルで国際的に葬り去られていた彼の姿を、今回元CIA職員スノーデン氏の大ブレイクでまたまた拝見することになった。かれがメルボルン大学出身のオーストラリア人だという事や、ロンドンのエクアドル大使館にいたという事も始めて知った。

 

スノーデンは今二十数各国に亡命申請し、モスクワ空港のあたりで世界中のマスコミに追いかけられながら逃げ回り、日本のマスコミ(NHK)までもが毎日のようにニュースでとりあげている。ベネズエラの大統領が機上している航空機にスノーデンが同上していると疑われ、フランスとポルトガル上空の進入を拒否されたり、プーチンがアメリカとの対応に苦慮したりと、彼の逃避行で世界中が大騒ぎである。

 

スノーデンにしてもアサンジにしてもルックスもよく、最近の並のロックスターよりも

カッコ良く、ある種のカリスマ性をさえ感じる。以前はジョンレノンにしてもボブディランににしてもボノにしても過激な内容の歌や行動で世間にアピールした。プロテストソングや反体制的な内容の歌や言動に我々小市民も胸を躍らせたものだ。(それがたとえファッションだったとしても)

ところが 彼らが用いた手法は音楽でも小説でも映画でも何でもなく、内部告発だった。内部告発!これがあの大アメリカをあそこまで惨めにうろたえさせている。

まああれだけ世界中で好き放題をやってきたアメリカだから世間に知られたくない

ヤバい事は山ほどあるのだろうが、それにしてもこのうろたえぶりはただ事ではない。

個人的にはスノーデンも相当疲れている事だろうから箱根か熱海あたりでゆっくり

風呂にでも入って静養してもらいたいところだが、日本政府がそんなこと逆立ちしたってできるはずもない。

しばらくは事のなりゆきを東洋の島国から眺めているしかないだろう。

 

アサンジという名前を聞くといつも条件反射的に小三治と連想してしまう。

小三治とは言わずと知れた柳家小三治師匠である。しばらくテレビで拝見しないなと思っていたら、いつのまにか落語協会会長の重席についておられた。

以前より小三治落語の大ファンで、東京でも2度ほど生で見させていただいている。

最近逝かれた立川談志師匠とはむかし柳家門下で兄弟弟子だったらしいのだが、

方や立川流家元を名乗られ、小三治師匠はそのまま柳家の大看板を継承した。

あのひょうひょうととぼけた中にぴりっと胡椒を効かせたような噺を、また聞きたいものだ。