マイロストシティー

以前マイロストシティーというこの本の

タイトルは知っていたのだが、

フィッツジェラルドにたいして興味がなかったので

読まずに長い間本棚に立てかけておいたのだが

最近フィッツジェラルドの良さに目覚めてしまったので

遅ればせながら読んでみた。

村上による冒頭のフィッツジェラルド体験という

エッセイも素晴らしい。この本には

 

残り火 氷の宮殿 哀しみの孔雀 失われた3時間

アルコールの中で マイロストシティーと

6つの短編が収められている。

 

どれもよかったが 前半の2つ、残り火と氷の宮殿

が特に印象に残っている。

フィッツジェラルドは短い生涯だったにも関わらず

深みのある人間観察とその表現力には脱帽である。